附属病院・関連病院

葛飾医療センター

2012年より現在の「東京慈恵会医科大学葛飾医療センター」としてリニューアルオープンし、葛飾区を中心とした区東北部医療圏の中核を担ってきました。患者さんの約80%が葛飾区内から来院される典型的な地域密着型の病院です。

当院の特色

脳腫瘍、脳血管障害、神経外傷、脊椎脊髄疾患などが主な対象疾患です。特に、脊椎脊髄疾患と血管障害の外科治療は得意分野です。脊椎脊髄疾患では、患者さんの病態に応じた、安全で侵襲の低い治療方法を提供・提案します。血管障害では、開頭手術や脳・頚部血管の血行再建術に加え血管内手術を得意とする専門医が常勤し、患者さんの病状に最適と考えられる治療を提供します。診療体制は、脳神経外科専門医3名を含む5名の常勤医師が診療しています。必要に応じてスペシャリストを招き外来診療、手術治療を行い、より安全で的確な医療を提供いたします。手術適応や治療方針はスタッフ全員で繰り返し検討し、十分に説明申し上げた上で、納得して治療を受けていただけるよう取り組んでいます。

手術統計

2017 2018 2019 2020 2021 2022
合計 177 193 192 143 161 160
脳血管障害 48 61 70 71 67 53
(開頭手術) (20) (18) (20) (11) (10) (6)
(脳血管内治療) (28) (43) (50) (60) (57) (47)
脳腫瘍 15 25 25 16 20 30
脊椎脊髄疾患 15 22 22 16 23 17
てんかん・機能性疾患 2 4 1 4 4 2
外傷 40 34 34 17 32 30
小児脳神経外科 0 0 0 0 0 0
その他 57 47 40 19 15 28

専門外来

正常圧水頭症外来

歩行のふらつきや物忘れ、尿漏れ等の症状を特徴とする正常圧水頭症に対して専門性の高いスペシャリストを招聘し、外来を行っています。短期入院でタップテスト(髄液排除試験)を行い、リハビリ科とも連携し詳細に評価し診断します。手術の適応と考えられた場合はシャント手術を行います。当院では比較的手術侵襲の少ない腰椎腹腔シャント術を主に行っています。


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