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海外での研修、更に臨床へ!
結城 一郎
カリフォルニア大学ロサンゼルス校医学部付属病院UCLA Medical Centerは1955年に創立され、来年55周年を迎えます。 2008年7月にRonald Regan UCLA Medical Center(新病院)がオープンし、さまざまな新しい医療システムが導入されています。US News & World Reportの2009年度優秀病院ランキングでは全米第3位、西海岸第1位にランクしておりLAだけでなく全米から年間30万人以上の患者さんが訪れ、1000人の医師と3500人の看護師ほかコメディカルスタッフが治療にあたっています。 研究のactivityも非常に高く、NIHからの研究費獲得は全米9位となっています。
私の勤務する血管内治療部門はProf. Fernando VinuelaによりRadiologyの一部門として1986年に開設されました。 1990年に当科で共同開発されたGDCコイルは瞬く間に動脈瘤塞栓術の世界標準となりました。現在も動脈瘤塞栓術のパイオニア的施設の一つであり、数多くの脳血管内治療医を世界に送り出しています。これまでに30人の臨床フェローを訓練し、世界中から約300人の研修生を受け入れ教育して来ました。 現在、年間約400例の治療症例をProf. Vinuelaの他4人のattending physicianと3人の臨床フェローのチームが治療にあたっています。



私自身も数年間のリサーチフェローを経て、昨年より臨床 フェローとして患者治療に従事しております。最新の診断技術や先端治療に驚かされることも多々ありますが、何よりも日本とアメリカの医療システムの違いについて度々考えさせられます。 アメリカの医学生がどんな風にして研修医になって行くのか。 脳外科の研修医がどんな風にしてトレーニングを受けているのか、どんなコメディカルの人々に支えられて医師が治療をしているのか。その違いに初めは大きな戸惑いを感じましたが、今では「こんなシステムが日本にもあれば、もっと効率的になるのかな。。」と感じる機会もしばしばあります。
私が慈恵医大の脳神経外科で研修を終了してから早くも8年が経ちました。自分は決して優秀な研修医ではありませんでしたが、自分の研修時代に学んだことが、アメリカのスタンダードに比べて大きく違いがないと感じたことは自分にとっては大きな安堵感でした。今、客観的にアメリカの医療を評価しながら臨床に従事できるのは、そんな研修生活を終えてからここに来れたことの恩恵だと考えています。