てんかん・機能性疾患

三叉神経痛

三叉神経痛

三叉神経は顔の感覚をつかさどる神経です。三叉神経痛はこの神経に血管がぶつかってしまうことで一過性の強い痛みが繰り返し生じる病気です。痛みは他の周りの人にはわからないため一人で悩んでしまい、その疾患を知らないところで診断されないと10年以上も痛みと戦ってしまう例もあります。

原因

三叉神経という顔の感覚をつかさどる神経に血管がぶつかり、神経を刺激してしまうことで異常な痛みが誘発されます。

治療

根本的な治療方法は手術です。神経にぶつかっている血管を剥がし、再び血管がぶつからないように動かして固定します。

微小血管減圧術

薬物療法

カルバマゼピンという抗けいれん薬を飲みことで痛みを沈静化させます。また、リリカ、タリージェという神経痛を取るお薬でコントロールします。これらの薬は副作用があり、眠気やふらつきが出ることがしばしばあります。またステーブンスジョンソン症候群という非常に重篤な副作用が出ることがあるので、注意が必要です。妊娠を考える方はこういったお薬は勧められません。

手術以外の治療方法

・ 高周波神経破壊療法: 他の治療が奏功しない、手術が受けられない症例

・ ガンマナイフ療法: 他の治療が奏功しない、手術が受けられない(全身麻酔のリスクが高い)かたなどに最終手段として提案することもあります。


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